空前の猫ブーム

 

ちょっとGoogle検索すれば上のような記事がたくさん出てきますし、TV等でも昨年くらいから空前の猫ブームってしょっちゅう言ってますよね。TVで猫が特集される事が増えたのはもちろん、CMでも猫が出演しているものがやたら増えましたし目立つようになりました。そして明後日2月22日は猫の日らしいです。

 

実は私、昔から猫好きでして猫カフェに行ったり地域猫活動をやっている公園によく遊びに行ってました。住宅事情から飼うことはできないのですが、いつかは愛猫との暮らしを送る事を夢見ております。

 

実際に飼っておられる方から見れば「なんだその程度かよ」と思われるかもしれませんが、まぁ最近のブームに乗っかったわけじゃないのは確かです。

 

今回は、そんな超ライトな猫好きの私から見た昨今の空前の猫ブームのお話です。

 

参考画像:私が趣味のカメラで撮った野良猫の写真・野良なのに妙に毛並みのきれいな子

空前の猫ブームとなって確かにメディア等で猫を見かける機会は増えましたが、それまでライトに猫とかかわってきた私のような半端者にとってはひと昔前とは環境がガラリと変わってしまい、逆に実際の猫とふれ合う機会は激減してしまいました。

 

猫カフェはブームのおかげで混んでいて入る気にならず、「あんな所はもともと野良猫に触るのに抵抗がある女子供の為の場所だぜ」と心の中で捨てゼリフを吐いて公園に向かえば、親子連れやらカップルやらの先客がすでに猫ちゃん達とそれぞれ遊んでいて(ひと昔前は猫目当てで公園に来る人は今ほど居なかったので、ぷらっと立ち寄ればすぐ何匹か猫が寄ってきたものでした)「ここも満員かよ仕方ない」と結局何もせずに家に帰るという感じでしょうか。

 

家では、愛護団体さんのHPで里親募集の写真をよく見てた(引き取る気も無いのに写真を見る目的でごめんなさい)のですが、最近は子猫が入るとあっという間に里親さんが見つかってHPから消えていきますね。ひと昔前は子猫が子猫じゃなくなるまでずっと掲載されていることも多かったので成長日記的にも楽しめた(重ねがさね引き取る気も無いのに写真を見る目的でごめんなさい)んですが。

 

参考画像:私が趣味のカメラで撮った野良猫の写真・何をかいっしょうけんめい話かけてくるのがカワイイんですよね

私なんかはもともと猫を飼う事の苦労と責任を負っていたわけではありませんでしたので、自分がブームに押し出される格好になっている現状に文句を言う資格もありませんし、ただ甘んじて受け入れるしかありません。

 

でも、この件がよく言われるオワコン理論(メディアによってブームがつくられる→ニワカや子どもが大量に入ってくる→マナーの悪い人も相対的に増える→もともといた人がウンザリして居なくなる→やがてニワカや子どもも飽きるか次のブームに飛びついて居なくなる→そして誰も居なくなる)に似ているような気がしてちょっと心配です。一過性のブームで終わらなければ良いんですが…。

 

「ブームに乗せられて安易に飼いはじめた人が飽きて捨てるんじゃないか?」というのは多くの方が心配するところだと思います。

 

いくら野良猫とふれ合うのが好きな私とて、不幸な野良猫をいたずらに増やしてしまう事には懸念を抱かざるを得ませんからそう思います。

 

さまざまな方のブログやツイッターを拝見いたしますと、もともと猫好きだった方の多くが同じような心配をしておられますね。

 

余談ですが、これまでに何度か自分の好きだったコンテンツがこのオワコン理論の流れでメチャクチャにされ廃れた経験をした事から、私は流行に安易に飛びつく層が大嫌いになりました。

 

こういう層にとって流行りモノとは単にそういう人同士のコミュニケーション用の道具ですからね。しかもブームが終われば後ろ足で砂をかけて出て行きます。本当にその界隈が好きな人間からすると複雑な感情で見るのは当然の事でしょう。

 

「日本人も多様化した」なんて言っている人もいますが、どこを見ればそんな風に見えるのでしょう?

私にはメディアに扇動され一斉に同じものに飛びつく人間ばかりに見えますけどね。

 

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わたくしごと:ブログを始めたらとりあえず100記事書けとどこかで見ましたが、数えてみたら前の記事でやっと20個めですね。まだ先は長いですけどぼちぼちやっていこうと思います。