J逆戻り来季から1ステージ制、外国人枠も拡大へ

 

サッカーJ1リーグの話題ですが、来期の2017シーズンから1ステージ制が復活し、ファンの間では否定的意見の多かった2ステージ制は2015年の復活からわずか2年で廃止される事となりそうです。

 

そもそも、なぜ2ステージ制が強行されたのかといえば、世間の注目度の高い試合を演出するという表向きの理由もあったと思いますが、なにより頭打ちになっている収入を増やそうという意図が大きかったと思われます。

 

その収入面におきまして、来期よりJリーグは英パフォーム・グループ(DAZN)と10年2100億円の放送権料契約を結んだ事により大幅な収入増が見込まれておりまして、増えた資金の使い道について我々ファンも妄想を膨らませていたわけですが、とりあえず1ステージ制の復活はいいニュースと言えそうです。

 

私個人はジュビロ磐田のファンなのですが、ジュビロを含めた下位チームにおけるリーグ戦の楽しみといえば優勝争いではなく残留争い(切ない楽しみ方ですがこれはこれで結構面白いものです)ですから、2ステージ制のもたらす恩恵には全くあやかれず、過密日程や第2ステージ中はいちいち年間勝点順位も確認しなければならない煩わしさといった2ステージ制に起因する不満点ばかりを感じている状況でした。

 

実際、下位チームのファンはとくに第2ステージの順位なんて全く気にしていませんから、残留争いが分かりやすくなる1ステージ制の復活は朗報というほかありません。

 

残留争いといえば、今週末9月10日に予定されております「アルビレックス新潟×名古屋グランパス」のカードは裏天王山とも言うべき注目の一戦でして、私もとても楽しみにしています。

 

名古屋グランパスさんが小倉監督の休養、闘莉王選手の復帰などの燃料を投下してくれたおかげで今年の残留争いも俄然盛り上がってきております。

 

プロ野球などですと降格制度がない為、下位同士の争いがこれほど盛り上がることはありませんから、残留争いというサッカーならではの魅力を楽しまない手はないと思います。

 

一方、冒頭の記事では他に外国人枠の拡大についても議論されている旨が書かれておりますが、これについては慎重に議論していただきたいものです。

 

賛否両論いろいろな意見があるかと思いますが、最終的にどうなるにせよ外国人枠の拡大の是非は、その目的をどこに置くのかという事に尽きるかと思います。下位チームや不人気チームの救済のためなのか、Jリーグ全体の人気を高め活性化するためなのか、日本代表の強化につなげるのか、その全てを満たす事は大変難しいですから、どのベクトルを向いてやるかを明確にしないと、Jリーグの衰退、日本代表も弱体化という最悪の結果になる可能性もあります。

 

それにしてもDAZNってどうなんでしょう…。本当に10年もの長きにわたってJ3まで全試合放送してくれるのでしょうか。途中で止まりまくるのは興ざめしますから鯖の強さも気になります。とりあえず様子見して良さそうなら契約してみようかと思っていますが…。