DAZNの視聴環境を見直し

DAZN Logo
© Perform Investment Limited

 

Jリーグの開幕まであと一ヶ月を切り、Twitterを見ていましても続々と契約される方が増えてまいりました。

 

しかしクレームが多いですね…。amazonプライムビデオ、DMM動画、Hulu、アクトビラあたりをTwitter等で情報収集しながらそれなりに使ってきた私から見ましても、Jリーグの為にDAZNを契約しようという方には固定回線自体を引くのが初めてだったり、こういったストリーミングサービスの利用が初めてといったいわゆる初心者の方がダントツに多いように感じます。

 

にもかかわらずDAZNは他のストリーミングサービスと比較しましても現状ダントツに品質は低いですから、こうなる事は予想していました。

 

単純に品質が低いといいますか、回線や端末の要求スペックが非常にシビアなんですよね。しかもスペックと言っても回線の安定度など初心者には分かり辛い部分の要求がシビアなんです。

 

初心者の方に問題を切り分ける能力があるはずもない(私だって沢山失敗して学習してきました)ですし、ただ文句の声だけが大きくなるのは必然でしょう…。

 

まあ余計なお世話かもしれませんけど公式ヘルプアカウントにクソリプ飛ばすのは恥ずかしいからやめたほうが良いかと思いますが…。

 

あの手のエゴサからリプライ送ってくるヘルプアカウントは、いまどき他のストリーミングサービスや大手携帯キャリア、果てはGoogleもやってますが、ただのガス抜きと情報収集の為だけのもので問題解決能力なんか無いですし、公式サイトに載ってる以上の情報は出てきませんので関わっても時間の無駄です。

 

それはさておき、私自身はといいますと、Jリーグファンでもありながら実はバレーのVリーグファンでもありまして、Vリーグ視聴の為に一足先にDAZNを楽しんでおりました。

 

Vリーグの視聴者はJリーグに比べますとそもそも格段に少ないですし、私もそうでしたがDAZN以前の視聴媒体が低品質のニコ生だったので相対的に画質が向上したという事もあり、不満の声はあまり目立たなかったかと思います。

 

そんな私でしたが今回Twitterの皆様のクレームに触発されて、少し視聴環境を見直してみる事にしました。

 

今までの視聴環境

 

今まではほぼ有線LAN接続のデスクトップPCオンリーで視聴してきました。DTMと3DCG用のPCですのでそれなりのスペック(core i7 3.40GHz / メモリ24GB / グラボGTX750Ti)です。回線速度は50Mbpsくらいは出ます。

 

こんな環境ですのでロースペックPCや低速回線でDAZNをご検討の方には全く参考にならないかと思います。

 

DAZNの推奨環境外のWindows7でも見られますが、使用ブラウザによって画質が結構違います。Firefox使用ですと何故かカクつきが多くなりますのでとくにフレームレートの低さが気になります。

 

おそらく、FirefoxやWindows7のIEはSilverlightを使うのでカクつくのかなと思います(その代わりシークは早い?)。EdgeやChromeはHTML5なのでマシンスペックが十分であればそれなりになめらかに見られる気がします(あまりフレームレートも気にならない感じです)。

 

ちなみにうちのWi-Fi接続のロースペックノート(Pentium Dual-Core B950 2.1GHz / メモリ4GB / オンボードグラフィック)の場合ですと、ChromeよりもEdgeの方が比較的マシに見られる気がします。

 

私の普段使っているブラウザはFirefoxなのですが、上記の理由からデスクトップPCでのDAZN視聴にはDAZNサイトをChromeアプリ化し、そのショートカットをタスクバーに固定して使っています。

 

こうするとDAZNロゴがアイコンになり、まるでDAZN専用アプリを起動するかのような感覚で使えますのでなかなか良い感じです。

 

DAZN タスクバーアイコン
こんな感じです。

一方、スマホでの視聴に関しましては、以前の記事でご紹介申し上げましたように、私はMVNOをメインで使っておりますので諦めてます。

 

Wi-Fiで使おうにも我が家のルーターは古い安物ですので、最高速としては推奨環境以上のものが出るものの、速度が安定しない為にちょくちょく止まりますし…。

 

回線速度というものはいつも一定ではありませんし、Wi-Fi とくに周波数2.4GHzのものは家電製品などから電波干渉を受けて速度が大きく低下します。

 

DAZNは回線速度によって画質を自動選択しますから、速度が乱れるたびにいちいち止まったりします。

 

でもプライムビデオは全く止まらないので今後DAZNさんがバッファサイズを調整してくれれば改善するかもしれないという淡い期待はあります。

 

DAZNはスマホやタブレットでの使用に最適化してUIを共通化してるみたいですが、スマホアプリのUIもいまいちですね。とくに「戻る」キーのないiPhone版は最悪です。OSレベルで「戻る」キーがあるだけAndroid版は少しはマシといった感じです。

 

数少ない良い所としましてはアプリの権限が少ないところは好感が持てますので、今後も余計な権限は付与しないでいただきたいものです。

 

まあ外出中にどうしても戦況を知りたいときには、私はジュビロファンですのでTuneInRadioでFmHaro!を聞きます(こういう用途にはむしろ低速モードならデータ使い放題のMVNOが便利)。

 

やはりテレビで見たい

 

長々とどうでもいい話を続けてまいりましたが、やっと本題です。

 

Jリーグの開幕を見据えて私もテレビで視聴したくなり、その為の環境はどうしようかといくつかの案を考えました。

 

1.PCとテレビをHDMIケーブルで接続する

 

おそらく現状ではこれが一番高画質で楽しめる方法だと思うのですが、せっかくテレビを使うならPCで別作業をしつつ、いわゆる「ながら見」をしたかったので却下。

 

2.Fire TV Stick を購入する

 

Twitter等を見ますと評判がよろしくないですし、新型がアメリカでは発売されてますが日本ではまだ旧型しか売ってません。そもそも先述の通りうちのWi-Fi環境は貧弱なのでWi-Fi接続専用のこの機種は却下。

 

3.Amazon Fire TV を購入する

 

結構良さげなのですが2017年1月現在納期が5~7週間なので選択肢に入らず。

 

4.SENのドイツアカウントからPS3用DAZNアプリを入手する。

 

この記事を書いている2017年1月現在日本ではまだPS3用のDAZNアプリが公開されていませんが、ドイツではすでに先行して公開されています。

 

私はPS3でamazonプライムビデオやSpotifyを楽しんでおりまして、DAZNもPS3で楽しめれば便利かなと思ってとりあえずこの案を採用することにいたしました。ちなみにPS4は持ってません。

 

私は第二外国語でドイツ語を履修してましたが初めて役に立ったかもしれません…。

 

ちなみにアプリ自体は多言語対応なのでインストールしてしまえば日本語環境のPS3では日本語で表示されます。

 

PS3でDAZNを視聴した感想

 

結論から申しますとかなり良いです。

 

基本的にPCと同等の画質でカクつきも少なめな事に加え、TV側にもフレームを補間して映像をなめらかにする機能が付いているので、それらの相乗効果でかなり動きがなめらかになってます。

 

それでもうまく補間できないフレームはカクつきますのでTV放送と同等とまでは言いませんが…。

 

また私はPS3を有線接続してますので無線だとどうなるかは分かりません。ちなみにPCでの視聴を含め有線接続環境では視聴中に止まった事はほとんどありません。

 

UIのレスポンスに関しましてはamazonビデオよりほんの少しマシというくらいだと思います。

 

ドイツ向け仕様ですので○ボタンと×ボタンの機能が通常の日本仕様とは逆なのですが、私はリモコンを使ってまして、このリモコンの方向キー中央のENTERキーがきちんと機能しますので実用上あまり困りません。

 

今後はリモコンの「一時停止」「巻き戻し」「早送り」ボタンにも対応してくださる事を期待しています。amazonビデオも当初これらのボタンには非対応でしたが、アップデートで対応しました。

 

 

というわけで有線接続のPS3をお持ちの方は早まって Fire TV Stick などは購入せず、PS3アプリの正式リリースまではPCやスマホでの視聴で凌ぎつつ待ったほうがいいかもしれません。

 

 

以上、人柱からの報告でした。

 

 


(2016年4月6日 追記)

その後

 

ライブ配信は相変らずPS3で見てるのですが、見逃し配信は結局PCでの視聴に落ち着いてます。

理由はこれです。

Edgeでしかできないと思ってた倍速再生がChromeでもできると知ってやってみたら、あまりにも捗るので…。


早送りボタンでオープニングも飛ばしやすいです。

 


(2016年7月19日 追記)

さらにその後

 

PS3と決別しまして、新型「Fire TV Stick」を購入しました。

記事はこちらです。