久しぶりのブログ更新となります。スマホの契約を少し見直しましたので書いておこうと思いまして…。
見直したと言っても最近のauピタットプランとか、ドコモwithなどといった見せかけだけ(端末購入補助が付かないので実は全然安くない)の料金プランは私的に「無し」ですので、キャリアメールを使いたい私としましても今まで通り大手キャリアガラケー(ガラケー向け契約をスマホで使ってますが便宜上…)+MVNOスマホという体制には変化なしですが、ガラケーの方をauからドコモに乗り換えました。
それに私は好きな時に端末を買いたいので、アップグレードプログラムEXとかいう極悪な縛りプランは到底受け入れられません。
特に目新しい情報要素も無いただの近況報告となりますが、何卒ご容赦下さいませ。
auのプランEシンプルから乗り換え
ちょうど一年くらい前に、au回線の3G化の記事を書きました。
つい最近までは上の記事に書きました通り、auの プランEシンプル+IS NET (月額743円+300円(税抜))にMVNOスマホの2台持ちという体制だったのですが、
au プランEシンプル (月額743円(税抜))+IS NET (月額300円(税抜))
↓ ↓ ↓
ドコモ タイプシンプルバリュー (月額743円(税抜))+spモード (月額300円(税抜))
※ いずれも2年縛りあり
と置き換えました。全く同じ価格です。0円スタートのパケット定額が付いているところも同じです。
わざわざ乗り換えた理由
ほとんど同内容でしかも同じ価格のものなのにわざわざ手数料を払って乗り換えた理由は以下の通りとなります。
① DAZNユーザーであるため
これが理由の90%を占めるかと思います。ドコモユーザーであれば DAZN for docomo が月額980円(税抜)で利用できます。本家DAZNの月額1750円(税抜)より770円安いので月額743円(税抜)のFOMAタイプシンプルバリュー契約者は本家DAZNと契約するのとほぼ同価格(むしろ若干安い)でFOMA回線も持てる事になります。それに月額300円(税抜)プラスしてspモードを付ければキャリアメールのアドレスも持てます。
まあこのコストダウンが目的といっても手数料分の元を取るのに8ヶ月くらい掛かるのですけどね…。ちなみに私はJリーグとVリーグが目当てですのでDAZNは通年契約してます。
② ドコモメールは他社のスマホでもプッシュ受信できる
上の記事で書きましたように、これはauのezwebメールでも一応可能なのですが、ドコモメールですとそれ自体がIMAP IDLEに対応してますので、特に難しく考えなくてもプッシュ受信が可能です。
メールのプッシュ受信といいますと、
以前こんな記事も書いてます。
この記事中ですと K-9 mail を使っているように書かれていますが現在は arrows M03 にプリインストールされている NX!メール に落ち着いてます。これでGmailもドコモメールもプッシュ受信できてます。
あと2018年4月にauのメールドメインが「ezweb.ne.jp」から「au.com」に変わるので、(旧アドレスも引き続き使えますが)「どうせ変わるなら」という気持ちもあったかもしれません。
③ DSDS機による運用を視野に
これは、すぐにというわけではないのですが、そのうちDSDS対応スマホを購入するかもしれないので。そうなったとき3G回線がauでは機種の選択肢がほとんどない為です。
④ ドコモの方が3Gを長く続けてくれそう(願望)
もともと、auの2年縛りが更新月になったら解約するというのは決めていたのですが、じゃあどうするかと考えたときに上の3つの理由と、国際ローミングや組み込み機器の関係でauよりは3Gを長く続けてくれそうというのはドコモを選んだ決め手となりました。
また、3Gの通話品質もauよりドコモの方が格段に良いです。
FOMAバリュープランは一筋縄では契約できない
これを書いている2017年12月現在、auのプランEシンプルは上の記事のようにauの3G機種を持ち込めばアッサリ新規契約やプラン変更ができます(※追記あり)が、ドコモのタイプシンプルバリューはそう簡単にはいきません。
というのも、バリュープランというのは原則的にドコモでFOMA機種を購入しないと契約できないプランだからです。
しかし現実的には既にドコモショップ等ではFOMA機種の在庫など無いに等しい状況でして、新規でバリュー契約するには非常に難しい状況となっております。
なので「FOMA バリュー化」などと検索して出てくる裏技的な方法で契約する事になります。
他社製品の持ち込みでバリュープランを契約
裏技的な方法と申しましたが、これでバリュープランの契約が可能である事はドコモさんのサイトにちゃんと書かれていますのでご心配は無用です。
バリュープラン : ご注意事項 | 料金・割引 | NTTドコモ
毎月の基本使用料が安くなる料金プラン、バリュープランの注意事項をご説明します。
上のページ中の「バリュープランご契約時のご注意」というところに、こう書かれています。
この「一部条件」とは何かといいますと、FOMAサービス契約約款(90ページ)にこう書かれています。
以上をまとめますと、
① ドコモ以外が販売した他社製品
かつ
② 技適マークが付いている
かつ
③ FOMA回線に接続できる
の条件に合致する機種を持ち込めば新規・MNP・機種変更でバリュー契約が可能という事になります。
具体的に申しますと、ソフトバンクの3Gフィーチャーフォン(simロック解除済)や3G通信できるsimフリースマホなどがこれに該当します。
残念ながらauの3G機はsimロック解除できませんし、そもそも通信方式が異なる為、FOMA回線に接続できませんので該当しません。
TONE m14 を持ち込み
前のセクションで挙げた条件に合致する機種をたまたま所有しておりました。
本記事のアイキャッチ画像の TONE m14 という機種です。TSUTAYAさんのやっているMVNO「TONEモバイル」の型落ち機種ですが、夏頃にイオシスさんで未使用品が3980円で投売りされておりました。
たぶん何時の間にか有耶無耶になって消滅してしまった「ふるさとスマホ」絡みのブツだと思います。そんないわく付きですが、まさに3G専用のsimフリースマホです。もちろん技適も付いてます。
いまどきOSがandroid4.2.2、ストレージが4GBしかないという、なんともアレな機種ですがFOMA simを入れて通話専用、たまにWi-Fi運用とするならまあ十分です。
低スペックですが私の持っている機種との比較ですと、あの悪名高い ISW13F よりはサクサク動きます。たぶん960x540という低解像度が功を奏しているのではないかと思います。
デフォルトのIMEがあの「Simeji」になっている点は要注意です。すぐに無効化して他のIMEを入れるのが良いかと思います。
この機種はsimフリー機ではありますが、大手携帯キャリアの販売するスマホばりに専用の「ゴミアプリ」が沢山プリインストールされておりまして、大半は削除する事はおろか、無効化する事さえできません。
これらは基本的にTONEモバイルで契約したsimでないと使えないアプリだったりしますので、ドコモの FOMA sim を入れて使うにはまさに「無用の長物」なのであります。
ただでさえストレージが4GBしかないのに…。
せめてこれらのアプリを普段目にする事がないようにと思い、アプリの非表示化ができるホームアプリ( ZenUI Launcher )を導入して消せない「ゴミアプリ」を非表示にして使っています。
プリインストールアプリを削除したい理由は「ストレージの容量を空けたいから」なので、さらに容量を消費するホームアプリを別に入れるのは本末転倒な気もいたしますが…。
まあ使わないアプリがドロワーに並んでいるのは精神衛生上よろしくないですし、TONE m14 のデフォルトランチャーはドックに4つしかアイコンが置けないのが好みに合わないのでこれで我慢する事にします。
それに契約さえ無事にしてしまえばあとは別の機種で運用してもいいのですけどね。私もFOMA機ですと Xperia PLAY とか持ってますし。
いずれ別の機種で使うかもしれないという今後の柔軟な運用を考慮しまして、TONE m14 は micro sim の機種ですが「アダプターを使うから」と申し出て nano sim で発行してもらえました。
MVNOスマホでドコモメールを利用する設定
「わざわざ乗り換えた理由」のセクションにて「ドコモメールは他社のスマホでもプッシュ受信できる」と書きましたが、これには設定が必要でして、人によって(持込みに使った機種によって)は難儀だったりします。
それをマルチデバイス設定とかdアカウント利用設定といいますが、実際どんな設定が必要なのか、その手順は以下のドコモさんのサイトに書かれています。
その他のメールアプリからのご利用 | サービス・機能 | NTTドコモ
クラウド利用で便利な「ドコモメール」を「ドコモメールアプリ」以外のメールソフトやブラウザを使い、マルチデバイスで利用する方法をご紹介します。
この中のどの部分に難儀するかといいますと、「step2 dアカウント利用設定を有効にする」という部分です。
この設定はMVNOなどの他社回線やWi-Fi接続のスマホ、PCなどでは行う事ができません。必ずドコモ本体と契約したsimを入れてspモード通信しなければなりません。
昔はドコモ製のスマホでなければならないとか、もう少しハードルが高かったのですが、2015年10月にIMEI制限が撤廃され、ドコモ製以外の端末でもAPNに spmode.ne.jp を入れてやる事でspモードに接続できるようになりましたので、とにかく3Gで通信できるスマホがあれば何とかなるようになりました。
私の TONE m14 は3G専用スマホですのでAPNに spmode.ne.jp を設定するだけでspモードにあっさり繋がり、難なくこの設定を行う事ができました。
「難なく」と申しましたが、パケ代には要注意です。私もこの設定だけで1300円くらいかかってしまいました…。
以下のサイトの方と全く同じ手順をたどり、全く同じ金額を使ってしまいました。
私もこの方と同様にspモードパスワードが「初期値では認証できない」と前の画面に戻されたりしてますので、たぶんspモードパスワードだけでも事前に設定しておけばもう少しパケ代が抑えられる気もします。
ちなみに、この情報を検索しますと出てきます「途中までW-Fi接続で進んで認証時だけspモードで接続すれば良い」という情報は間違いです。最初(My docomoへのログイン前)からspモード接続でやらないと失敗します。Wi-Fi接続ですと「spモードパスワードを入力」画面に行けません。
この手順を何回もやって慣れている方はそうそういらっしゃらないと思われますので仕方ない事とは思いますが…かといってどうすれば一番パケ代を抑えられるかは私にもちょっと分かりません…。
ともあれ一度この設定が終わったらAPNを削除してしまえば一切パケット通信しなくなりますので、APNの概念の無いauの3Gスマホ(auはCPA)の様に常にパケット漏れを気にしなくても良いのは助かります。
あと私は既に設定してしまったので関係ないのですが、これからやろうとしている方にはandroid4.2以前の機種でいつまでdアカウント利用設定ができるかというのも気になるところです。
ドコモさんは逐次セキュリティを強化しており、SHA-2に非対応であるandroid4.2以前の機種はドコモメールアプリなど多くのドコモ製アプリで軒並みサポートが打ち切られます(ドコモ提供Androidアプリの一部サービス提供条件の変更について)から、いずれ古いandroidのブラウザを弾くようになる可能性も懸念されるところです。
このように色々と難儀しますので、新規やMNPでなくXi契約から変更される方は変更前に忘れずにこの設定を済ませておきましょう。
あとがき
今年2月の DAZN for docomo の発表を聞いて、その価格差の大きさにモヤモヤしたものを感じていました(年間で一万円くらい違う)。
それから時は流れ、夏に TONE m14 を見つけ、価格に惹かれてオモチャとして購入、秋頃に「この機種でドコモのバリュー契約できるじゃん」と気付いてから冬のau更新月に向けて情報収集し、ついに実行したという記事でした。
先達の方々の情報を見ますと「ドコモショップの店員さんも他社製機種持込でバリュー契約できる事を知らない場合がある」との事でしたので少し不安でしたが、私の場合ベテラン風の女性店員の方に当たりまして、応対としてはとくに問題も無く進みました。
ただ、こんなめったにない事務処理にはさすがに不慣れなようで、普通に入力してもエラーを吐いたりするらしく何回もどこかに電話を掛けながらいっしょうけんめいやってくれました。
店員さんにもこの場を借りて感謝申し上げます。
もうすぐ2018年です。来年もこの抜け道のような契約が生きているかどうか分かりませんがこの文章が私と同様の事を考えておられる方のご参考になりましたら幸いです。
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