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SHE IS STANDING / the REDS [cover]

GUMI

Feat.GUMI

▼ SHE IS STANDING / the REDS

決して彼女のせいじゃなくまた
決してママやパパのせいでもない
でも彼女の脳みそには
シワが一つも無かった
彼女はとてもいかしてて
いつも腰を振って歩いてた
子供のような瞳で
男たちにおねだりした

今夜もstanding
She is standing...

パパもママもどこかにいっちまって
若い彼女は街をさまよい歩く
男はみんな客だった
いつも処女のようにおびえていた

ある日医者がこういった
「あんたは白痴なんだから
そう
ガキを生んではいけないよ
あんたのようなガキはこれ以上いらないさ」
今夜もstanding
She is standing...

医者の言葉はわからなかった
けど
彼女は自分が死んでいく夢を見た
そしてあんなにかわいかった彼女
その日から笑わなくなった

今でも脳みそにシワのない彼女
ところが顔はもうシワだらけだから
もう誰も相手にしないのに
今夜も彼女は街に出て立ってる

今夜もstanding
She is standing...

作詞: 大平太一

作曲: 大平太一

JASRAC  作品コード  081-8386-4


(解説)

 

とても過激な歌詞のロックです。さすがにリリース時には歌詞の変更を迫られた曲みたいですが、私のカバーではあえて原曲の歌詞を採用しました。

 

私がこの曲と出会った経緯などをお話したいと思います。

 

有名マンガ「AKIRA」から大友克洋先生のファンになった私ですが、あるとき先生の原作が実写映画化された作品という事で「SO WHAT」という映画が目にとまり、DVDを買いました。この映画の中で主人公達のバンドが演奏した曲のひとつがこの「SHE IS STANDING」という曲でした。劇中で言う「ミツコに捧げる曲」です。

 

このノリのいい曲を一発で気に入った私は映画のエンドロールからタイトルとアーティスト名を控えてネットで検索してみました。なんと最近ではSCANDALのサウンドプロデュースで有名な大平太一さんの「the REDS」というバンド時代の作品でした。

 

そして原曲が発売禁止となった事や、その後「the REDS」の改名?バンドらしい「MARQUEE MOON」が「ジュリエット・ゲーム」というタイトルで再発していた事などを知りました。

 

その後「ジュリエット・ゲーム」の音源は運良く入手する事ができたのですが、やはり最初に映画「SO WHAT」でその片鱗を聴いた原曲をフルで聴いてみたいとずっと思っていまして、私の中では幻の名曲となっていました。

 

さらに月日は流れ、最近この曲の原曲の歌詞をブログで公開しておられる方を発見しまして「原曲の音源が入手できないのなら自分でカバーを作ろう」と思い立ったのが今回、カバー音源を作った動機です。

 

残念ながら原曲は全く聴いた事がなくもともとどんなアレンジだったのか分かりませんので「SO WHAT」バージョンと「MARQUEE MOON」バージョンをニコイチしてあとは想像で補いました。

 

歌詞は先述のブログで公開されていたものが果たして正しいものなのか分かりませんでしたが、とりあえずそのまま使わせていただきました。

 

実はもともと私自身がボーカルとして歌っている音源だったのですが、自分用でなく世間様に公開するにあたってさすがに恥ずかしいのでボカロさんに歌ってもらって差し替えました。

 

ショッキングな歌詞の曲ではありますが、歌詞を知っている方でないと何を言ってるのか分かりにくいボカロの特性を生かして、歌詞の内容よりもノリのいいロックという部分を前面に出せたのではないかと思っています。

 


 

※ 2017年3月22日 音源をGUMI歌唱バージョンと差し替えました。以前の巡音ルカ版は下のウィジェットになります。


コメントをお書きください

コメント: 8
  • #1

    tindrum (木曜日, 23 3月 2017 08:28)

    この曲
     
    デモテープで持ってるんです
    いつかバンドでカバーしたいんですよね

  • #2

    SENTON (木曜日, 23 3月 2017 21:32)

    >tindrum様

    はじめまして。
    貴重な音源をお持ちなのですね。
    私は当時リアルタイムで楽しんだわけではないのでうらやましい限りです。

  • #3

    青空亭ガポちゃん (木曜日, 08 3月 2018 18:23)

    はじめまして♪
    theREDSを知ったのは行きつけのレコード店で店内でミニ・アルバムを流していたのがきっかけでした。
    その翌年ジュリエットゲームを観ました。
    その半年後位に原宿のライブハウスで初めてライブに行きました。
    冒頭で『今日は最後に重大発表がある』とゆうもんだから『解散か?』とドキドキしていたら『マーキームーン』への改名発表でした。

  • #4

    SENTON (火曜日, 24 4月 2018 22:11)

    >青空亭ガポちゃん様

    すみませんコメントいただいていたのに見落としておりました。
    本文中でうっすらと匂わせておりますように私はリアルタイムに楽しんでいた世代ではないので、恥ずかしながら実はthe REDSとMARQUEE MOONは大平さん以外のメンバーが同じなのかとか、全く知らないんですよ…。
    なのでリアルタイムにこの曲を聞いておられた方の目に止まってしまってなんだか恥ずかしいような気持ちです。

  • #5

    本題から逸れますが (月曜日, 17 12月 2018 10:01)

    通りすがりのものですが・・・

    ジュリエットゲームのシングルはtheREDS名義で出ました。同名映画の主題歌ですね。
    その直後くらいにMARQUEE MOONに改名。そちらで出したアルバムにも収録されていますがアレンジが違います。

    SHE IS STANDING・・・昔youtubeに誰か上げていたんですけどねw

  • #6

    SENTON (月曜日, 17 12月 2018 23:45)

    >本題から逸れますが 様

    コメントありがとうございます。
    本記事を書いた当時MARQUEE MOONのアルバム「もっと強くなれるよ」の中古CDしか持っていなかったのですが
    実は、今年になってthe REDS時代のSHE IS STANDING原曲のデモテープ音源を入手する事ができました。
    情報いただいたthe REDS時代のジュリエット・ゲームはこの2つともアレンジが異なるのですね・・
    機会があればそちらもいつか聞いてみたいと思います。

  • #7

    もう30年くらい前の事ですが (木曜日, 14 3月 2019 23:45)

    この原曲のデモテープ持ってました。
    どこかに無くしてしまってずっとこの曲を探しているのですがやはり出てくるのは映画の主題歌になった方。
    そりゃそうですよね。
    彼女の脳みそにはシワがひとつもなかった
    なんてとてもメジャーじゃ流せない歌詞ですよ。
    お前のようなガキはこれ以上要らない
    とか。
    でもこの曲好きだったなー。
    とても衝撃的で今でもはっきりと心に残っている曲です。

  • #8

    カーリー (土曜日, 29 2月 2020 00:09)

    この歌詞のこの曲が聞きたかったんです。僕もSo what をたまたま深夜、テレビで放送されたのをみてとても印象に残ったので、探していました。

    出来れば主演の南淵一輝(漢字あってるかな)さんにもう一度歌って欲しいなあ。

    でもこれを聞いてスッキリしました。

    ありがとうございました!!

    でも